臨床実習で受けた軽いハラスメント体験談

鍼灸マッサージ師になるために専門学校の3年次には付属治療院で臨床実習が行われます。

外部の患者様と接する機会もありますが、通常は2年生を患者役と見立て指導する教職員のもとで実習が行われます。
教員が一瞬席を立った時に私が20歳で受けた軽いハラスメント実体験エピソードを現役のあはき師としてお話しします。

個人情報が特定できない範囲で湾曲しています。

目次

臨床実習で受けた残念なエピソード1選

外部からの患者様役で、その方は母校の同じ学科の卒業生でした。
施術に対するダメだしはなかったものの(鍼灸接骨院で叩き上げられていましたので…)
こんなとんでもない発言をいただくことになります。

・君は女だから稼がなくていいから羨ましい。
嫁入り道具に国家資格がとれてラッキーだね。
・俺は男だから朝から晩まで働かなくちゃならない、土日祝日も休まずに働いても●●円くらいの稼ぎしかない。
独立しても意味がない。この業界には夢も希望もない
・君はいつまで(鍼灸マッサージ師として)続くんだ?すぐ辞めそうだね。
・技術の習得には何十年とかかるんだ。わかるかい?

何言うてんねん(呆れ)

当時は平成ですが、時代錯誤も甚だしい発言をする先輩がいたものです。現代で言う〇〇ハラスメントです。しかも、臨床実習ですので声を荒らげて反論するわけにもいかないという社会的状況を利用しているので悪質です。

女だから、男だからそんな性別を十把一絡げにしてどうなるのでしょうか?
仕事をしていれば、こんなことはなんともない発言ですが、こういった思考の言動や愚痴を母校の後輩の臨床実習にわざわざ来て言うことが理解できませんでした。

まとめ

相手の能力を知らず、背景を想像することができずに相手の可能性を自分の尺度でしか測れない、こんな療術者には絶対にならないでおこうと、私が反面教師としたエピソードです。
学校での臨床実習ではこういった辛い?体験は少なく、勉強や身になるなることがほとんどです。

他者の能力を否定できる程、優れた人間なのでしょうか?自分自身に対しても問いかけています。
また、教育の現場で学生を委縮させてしまうことは双方にとってプラスにはならないはずです。

20歳当時、アルバイト先の治療院ではこんな発言をする技術者には行動で示していました。苦楽を共にするとその人の本質が見えてくるもので、みんな今では独立して自分の治療院を持っています。一生懸命生きていたら自分の人生や大切な人の人生で手一杯ではないでしょうか…。

矢野 唯

あなたは前向きな鍼灸マッサージ師と愚痴ばかり言う鍼灸マッサージ師のどちらになりたいでしょうか?

マザー・テレサの言葉を引用します。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。」
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。」
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。」
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。」
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

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