気づき、察すること
気づき、察すること
会社見学にお越しいただきありがとうございました。
見学の問い合わせの段階から、なんと気遣いがあり察せる人なんだと、何者なのかと私たちは気になっていました。
こちらのサイトまでも検索してくださり、見てくださっていたことに感銘を受けました。私がコツコツと作り始めたのが今年の2月からだからです。
- 既存のトクエンメディックの訪問鍼灸マッサージのサイトは tokuen830.com です。
社員の誰もこちらのtokuenmedic.co.jpのサイトを見ていません。言ってませんからね。インデックスされ始めたのは、ごく最近です。
私たちあはき師(あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師)は仕事の区分では療術業という名前にカテゴリー分けされます。療術とは人間を相手にするお仕事、お商売です。
療術、医療、介護、福祉、人を相手にするどの職種でも一番求められる能力は
- 気づいて、察して、相手の立場になって考えて行動するということです。
これは仕事の面での技術や知識とは別に、人間性(人間力や人格形成)の部分に当てはまるものです。
言葉で『気づいてね、察してね。』と、言うと簡単なように思えます。しかし、実際にこれが本当にできる人はそんなに多くないです。大きな組織であれば管理職以上の役職についています。特に、職人気質の技術者が多いあはき業界では少ないです。
私も20代中頃までは、気づいて、察することがまったくできていませんでした。逆に何でこんなに気遣いするんやろう?と疑問を持って右から左へ言われることを受け流して我が道を歩んでいました。我のことしか考えずに仕事もプライベートも過ごしていました。それが若さなのでしょうか。本当に今思うと恥ずかしい…。
社会の荒波に揉まれ、また、言語化して教えてくれた人(主人)がいたから気づけたのかもしれません。だから今、言語化して、伝わる人にだけ伝われば良いと思い書きました。
このサイトを見ている学生、療術者、施療家、あはき師、療術を愛するあなたにそういう人になってほしいから。
今回、会社見学にお越しいただき
改めて気づき、察することの大切さを見学者の方から学ばせて頂きました。
今年7月の新入社員の入社とも重なってしまい、心苦しい限りです。
ご縁がありましたら幸いです。遠方からお越しいただき、本当にありがとうございました。