松浦 施術者

初めはリラクゼーションの仕事に就いていましたが、マッサージを一生の仕事にしたいと考えるようになり、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格取得に至りました。

患者様とじっくりお顔を合わせて素敵な時間を共有でき、「ありがとうございました！」と、笑顔でお宅を後にする時に本当に良い仕事だなと実感しております。

国家資格取得後、神戸の鍼灸整骨院に勤めていましたが、勤務時間が長く帰宅が深夜になることもありました。

若く体力のある時期は技術職ですのでそれでも勉強になって良いのですが、将来的に家庭を持ち、長く続けていける仕事を考えたときに訪問マッサージはプライベートな時間を確保できライフプランがたてやすいことを魅力に感じました。

また、大阪梅田での大手訪問マッサージ治療院にて7年間の実務経験がございます。

大阪から地元長岡に戻ってきた際に長岡で求職活動をしたのですが、入社した大手の訪問マッサージ会社が2カ月で廃業が決まってしまったのです。

もう二度と履歴書は書きたくないと思い、長岡で長く実績のあるトクエンメディックに入社するにいたりました。もちろん福利厚生（社会保険制度）が完備されていることも決め手となりました。

患者様のお痛みが取れた、症状が軽くなったなどの報告をいただくとやはり嬉しいです。

患者様ご本人よりも先に改善点に気が付くこともあり、患者様のなかには以前のお辛さを忘れてしまっている(いい意味で)方もいらっしゃるので、施術開始当初の状況をお話ししながら患者様と一緒に「良くなっていますね！」と患者様より喜んでいることもあります。

訪問回数や年月が長くなると、自分の家族よりも頻繁にお会いしお話もたくさんしますので、もう第二の祖父、祖母といっても過言ではないくらい、関係性を築けた方々との突然のお別れは言葉では言い表せないです。

施術を楽しみにしてくださるのはもちろんですが、『あなたの顔を見たら元気になった。』『若い人と話すと元気をもらえるね。』など、患者様を笑わせながらお身体も楽にしていく、コミュニケーションは大切にしています。

私自身も笑顔でお宅をあとにするときに、この仕事を選んで良かったな、生活期の患者様に寄り添える素敵な仕事だと感じます。

患者様おひとりおひとりに合わせ、施術計画を立てることが本当に難しいです。

さらに高齢者の抱える問題は一つではなく、たくさんの要因が組み合わさって出ている症状が多いため、自分で勉強したり、周りのスタッフに相談させてもらっています。

ありがたいことに『先生のおかげ様です。』と言っていただけることは多いのですが、この仕事をしていて実感することは、私たちが提供できる施術は長い一日の中のほんの一瞬だということです。
それ以外の時間にどれだけ患者様本人に施術でお話しをした内容であったり、姿勢などを意識してもらえるか、それによって継続した術後の結果は大きく変わります。

ですので、私がどれだけ何もできていないかということを実感します。

それでも、ほんの少しの変化しか与えられなくても、私の言った一言のアドバイスを頭の片隅にでも入れてくれていたら・・・そういう思いで自分のできることは精一杯やろうと、医療保険を適用した訪問鍼灸マッサージで日々尽力しています。