矢野 唯

鍼灸マッサージ師
2018年4月入社

一日のタイムスケジュール

8:45
出社

患者様のお宅や施設に訪問出発!

9:00 – 11:50
午前の仕事

3~4名様の患者様の訪問施術

12:00
昼食

お昼休憩

13:00 – 17:40
午後の仕事

4~6名の患者様の訪問施術
空き時間は事務所で報告書作成業務等

18:00
帰社

翌日の準備をして帰宅!

日常の一枚

なぜ国家資格(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)の三療師になったのですか?

なぜ国家資格
(あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう)
の三療師になったのですか?

この業界を志す方は スポーツ(運動)がきっかけか 病気がきっかけだと思うのですが、私は です。

私が11歳の頃、母が病気になりました。母は今でも闘病しています。
大切な人が動けなくなる、記憶を忘れていく、それを当事者の家族として10代の頃から経験しているので、病気の家族がいる方の気持ちは痛いほどにわかります。

西洋医学(投薬、手術、画像、病理検査)以外で直接的に自分が人を治すきっかけをつくれる『療術業』に興味をもち、中学生の頃には総合学習の一環で国語の担任に後押ししていただき整体院に職場体験に行きました。

その際に、『国家資格』として独立開業権のある『あはき(鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)』業にたどり着きました。マニアックな資格なので医療、介護業界の方でも知らない人が多いですね(笑)

高校生になると、盲学校や鍼灸院に施術を受けに行き、いばらの道と覚悟の上、新卒でこの業界に入りました。

日本でも海外でも、何歳になっても社会情勢やライフプランの変化があっても柔軟な対応ができることもこの資格の魅力ですね。

なぜこの『訪問』鍼灸・マッサージという業界を選んだのですか?

なぜこの『訪問』鍼灸・マッサージ
という業界を選んだのですか?

香川県、四国医療専門学校の鍼灸マッサージ学科在学中には、丸亀市で最大級の鍼灸接骨院で修行をさせて頂き、県外の勉強会へも参加していました。

卒業後は大学進学(医学部)希望だったのですが、モラトリアムを謳歌した結果、諦めてしまいました。

とりあえず、在学中には診る機会がなかった難治(慢性疾患)の患者様の施術ができること、CVA(脳血管障害、脳梗塞等)の臨床数を圧倒的に行かせてもらえること。一定の収入と福利厚生(社会保険制度)があり、土日が休み(当時は土曜日隔週出勤でした)で社外の勉強会に行きやすいと思い訪問業界に入りました。また、営業職や事務職など分業されており、施術に集中できる環境があったことも魅力です。

そして、健康保険の枠組みの中で訪問鍼灸・マッサージは国として仕組みが作られており、日本における生活の医療としての『インフラ』の一部であるということを、仕事を続ける中で理解しました。同時に、技術以上に人間力が求められることも実感しました。

もともとは、18歳の時から25歳になったら開業することを目標にしていたので1~2年後には訪問としてではなく自費治療院で独立開業するつもりでいました。

なぜトクエンメディックを選んだのですか?

なぜトクエンメディックを
選んだのですか?

トクエンメディックに入社する前は業界最大手の治療院の高知事業所にて4年間勤務していました。

『サラリーマン』と『技術者』は相反するものです。
そして、『経験年齢、年数』と『技術』はイコールではありません。
『臨床数』と『技術』もまた、イコールではありません。

目の前の患者様にとって一番の施術者であること』が、私の信念であり普遍的な価値観です。28歳の私は11歳の頃、泣いていたばかりだった私に嘘をつけません。施術者として最高の技術を追い求めたいと思い、入社にいたりました。

また、新潟県長岡市という地方でありながらも福利厚生(社会保険制度)が完備されていること、職務を数字とそれ以外の部分で評価して頂けることも魅力です。

仕事は車で訪問して鍼灸とマッサージのサービスを患者様に提供するというシンプルな内容ですが、初心を忘れずに『生命やその方の人生に尊厳をもち』『健康』を売っている、変化の『きっかけ』をつくるということを常に意識しています。

これまで、仕事で一番嬉しかった事は何ですか?

これまで、仕事で
一番嬉しかった事は何ですか?

特別養護老人ホームの看取りの段階に入った患者様のご家族から、どんなカタチでもいいからご逝去される直前まで訪問マッサージをして下さいと仰っていただけたこと。

訪問させて頂ける方では稀なケースですが、寝たきり状態から自立可能になり、訪問終了となったことです。年に数名いらっしゃいます。

また、毎回の訪問で『来てくれてよかった』と仰っていただけることがなによりです。

身体状態の変化を施術前後で患者様、ご家族、施設職員様や主治医の先生、ケアマネジャー様に評価して頂けることも励みになっています。

あとは、プライベートなことですが、末期癌の祖母、父や母に鍼灸、マッサージ、オステオパシー、カイロプラクティック等で少しでも恩返しができたこと。母には入院中に主治医に許可をもらって鍼をしていたのですが、施術後に歩行ができるようになったので看護師さん達も驚いて下さいました(笑)
末期癌ターミナルの祖母には高知から兵庫県へ2週間毎の週末に日帰りして施術していました。ほんまに喜んでくれていました。

仕事で一番辛かった事は何ですか?

訪問業界に入りたての頃、癌末期(ターミナル、終末期)の患者様に『もう死ぬんですか?』と問われた際に、何も答えることができませんでした。今日の施術が最期かもしれないのに。何と答えることが正解なのでしょうか?今でもその答えを探しています。

この仕事のやりがいは何ですか?

人生の最期まで一緒に歩ませて頂けることです。

急性期のように大きな変化はありませんが、(肩こり、腰痛を一瞬で改善させるみたいな)
段階的に少し関節の動きが良くなることで着替えやオムツ交換が楽になる。寝返りができるようになることで、痛みが緩和して眠れるようになることで『生きる』ことに希望を見出してもらえること。患者様本人やご家族に結果を感じてもらえること。何万回と見させて頂きました。

決まった曜日の決まった時間に伺わせていただけることや、患者様やまわりの方々(主治医の先生やケアマネジャー様)とご縁をいただけることは当たり前ではないのです。

この仕事の難しさは何ですか?

1人だけではほんまに何もできひんということです。

患者様の生活の場に伺う『生活に対する医療』である訪問鍼灸・マッサージは医療・介護連携が必須になります。患者様やご家族はもちろん、ケアマネジャー様、主治医の先生のご理解とご協力、介護施設のご協力、保険者の承認があってはじめてサービスを提供できます。

そして、施術者はささいなことでも変化に『気づく』ことが求められます。『気づいて、察して』差し上げることが一番大切なことです。個人戦のように見えますが、実際はチーム戦です。

また、施術所で施術用の固いベッドがあるわけではないので、それぞれのご家庭や施設の施術する空間に技術者の身体をあわせにいかなければいけません。来院型の治療院とは施術者側の身体の使い方が全く異なりますが、接骨院(整骨院)と比較するとゴリゴリに施術者の力を使う手技はほぼありません。
幼少期に柔道もやっていたので型をつくる大変さは理解していたのですが、それでも患者様個人の生活空間毎に自分自身の型を作るため慣れるまでは1~2ヶ月かかり大変でした。在宅臨床では誰もが通る道かと存じます。

あとは、学生時代から口を酸っぱくして言われ続けることですが、施術者自身が健康でいなければいけません。自分自身の能力や身体の限界を知っておくことが大切です。

この仕事を通じて得た人生観はありますか?

この仕事を通じて
得た人生観はありますか?

社会に自分がこの仕事で貢献ができているという確信です。
私は、誰よりも私自身を救いたくてこの業界に入りました。初めは利己的に自分中心に行っていた全てのことが、利己ではなく利他(他者のため)との境界線がなくなっていたことに気が付かされました。それこそが社会貢献だったのです。

そして、たくさんの方達の協力がなければ自分達のサービスを提供することはできないということです。
一人でできることなど、想像以上に『たったそれだけ』で、当たり前のことなど何一つとしてないという事実を受け入れました。

患者様やご家族とのお付き合いは、鍼灸マッサージ師としてプライドを持って伴走する医療従事者(コメディカル)という一面と、人間同士が腹を割って礼節を持って向き合うという二つの側面があります。

誰もが独りよがりではあきません。人間は病気になります。人間は必ず死にます。
現実は泥にまみれ美しいばかりではありません。

患者様は施術者に自身の人生という物語を伝えて下さいます。
戦時中のお話や幼少期、父や母になってから、祖父母になってから、病気になってから…。
介護者のご家族からのお話を聞くこともあり、自分のちっぽけさに気が付かされる日々です。

目の前の患者様が少しでも健やかな日々になるきっかけを私達も一緒に創りたい。
今日よりも明日、明日よりも明後日、少しでも良い人生だったと思ってもらえる『今』のきっかけになれば幸いです。

医療は手あて、素敵な仕事ながやき(土佐弁)!!

トクエンメディック求職者へのメッセージ

トクエンメディック
求職者へのメッセージ

求職者へ一言MESSAGE

私は、土日にある県外の勉強会にどうしても行きたくて、勤務日程に大きな変更がない職場を重視していました。

トクエンメディックでは前月にほぼシフトが決定し、正社員は土日はしっかりとお休みがとれたので、無理なく予定を事前に組めて勉強会や旅行にも行くことができました。

学生時代の修行先の鍼灸接骨院の営業時間は8時から21時、365日年中無休でしたのでえらい違いですよね(笑)

もし、あなたも仕事とプライベートも充実させたいと思っているなら、トクエンメディックは非常に働きやすい会社ちゃいますか。まぁ、いっぺん会社を見学しに来てみいや。

あはき師施術者 出身校一覧

トクエンメディック在籍者
  • 仙台赤門医療専門学校(鍼灸マッサージ東洋医療科)
  • 四国医療専門学校(鍼灸マッサージ学科)
  • 東京衛生専門学校(東洋医療総合学科)
  • 新潟看護医療専門学校
  • 京都医健専門学校
  • 日本鍼灸理療専門学校
  • 大阪行岡医療専門学校 長柄校(鍼灸科)
  • and more…
同窓がいるかも

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  • 仙台赤門医療専門学校
    (鍼灸マッサージ東洋医療科)
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  • 大阪行岡医療専門学校 長柄校
    (鍼灸科)
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