新潟県で鍼灸師の国家資格が取得できる養成学校3校
今回は新潟県内在住でそのまま県内で進学を希望する高校生や(新潟県は広いですからねぇ…
新潟県外からこちらの3校に進学を希望する鍼灸師を目指す新卒者の学生、社会人にそれぞれの学校の特色やどういった志願者がむいているのか、現役のあはき師の視点・観点から解説していきたいと思います。
ICM国際メディカル専門学校
- ICM国際メディカル専門学校
- 学科名:鍼灸学科
- 年数:3年制
- 称号:専門士(医療専門課程)
- 場所:新潟市中央区
- 夜間部あり
新潟看護医療専門学校
- 新潟看護医療専門学校
- 学科名:東洋医療学科
- 年数:3年制
- 称号:専門士(医療専門課程)
- 場所:新潟市西区
新潟医療福祉大学
- 新潟医療福祉大学
- 学科名:鍼灸健康学科
- 年数:4年制
- 称号:学士
- 場所:新潟市北区
専門学校と大学をざっくり比較とまとめ
以上新潟県内3校の解説をさせて頂きました。新潟県は豪雪地帯ですが、海沿いの新潟市は雪がほとんど降りません。除雪車の出動も少ないですし、政令指定都市です。
実際には、オープンキャンパスに参加したり、志望校を卒業して臨床現場に出ている先輩達に話を聞くことが一番です。
また、国家試験を合格させることが鍼灸師養成校の大きな役割の1つなので
筆記テスト(ペーパー試験)、実技試験、オスキー、進級試験等の点数が合格水準の及第点に達しなければ当然足切りになります。
つまり留年であったり、退学処分になり得ることも普通にありますし実際にその現場をみてきました。その分の学費も考えておかなければいけません。
社会(臨床)に出てから鍼灸師としての適性がなく、鍼灸師を辞めるよりも、学生のうちから適性がないことが分かるのであれば、退学し別の分野を選択しても良いのです。医療過誤、医療事故になってからでは取り返しがつきません。あなたの一生だけでなく患者様やご家族、所属組織、あなたの家族、まわりの方々の人生をも巻き込んでしまいます。
日本全国のあはき師養成学校を一覧でまとめて紹介しています。
新潟県外への進学が可能な家庭環境なのであれば、鍼灸師免許と一緒にあん摩マッサージ指圧師免許を取得できる専門学校が全国に19校ありますが、入試倍率は高く超狭き門です…
令和6年1月のお知らせでは、宮城県の仙台赤門短期大学では令和7年4月開設予定で日本初の短期大学であはき師の3つの国家資格を取得可能な学部が新設(設置構想中)予定です。東北エリアのあはき師の養成学校をまとめた記事にも紹介しています。
療術家としての人生は長いですから、引き出しや選択肢はおおいに越したことはないです。
また、新卒者であはき師になった身としては、『これだからゆとりはだめ』と、教育現場で暴言を吐く方もお見かけしましたが、義務教育段階および高等学校でのあはき師の啓発活動(仕事の紹介)が地域で行われていれば他のコメディカルと同様に、適正があり志の高い仲間達を集められるのではと10代の時から考えていました。
私も微力ながら業界に貢献して参ります。